若松区有毛地方にある松浦ファーム。
畑は東京ドーム約3個分の広さを誇り、大根、人参、ブロッコリー、じゃがいもなど様々な野菜を作っています。
地元では、とうもろこし「ゴールドラッシュ」が一躍有名になりましたが、他の野菜もたくさん生産中。
ひとつひとつにもしっかりと思いが込められています。
七代目 松浦剛さん
若松野菜のおいしさの秘密を探るべく、2月下旬に生産者七代目松浦さんにお話をうかがいました。
代表でもあり、生産者でもある7代目、松浦剛さん。妹の宏子さんとスタッフと共に100年続くファームを守り続けています。
剛さんは昔からものづくりが好きで、自分にしか出来ない農業をやってみたいという思いがありました。その思いの中で時代の流れと向き合い、変わりつつある未来を見据えた農業の有り方について、試行錯誤を重ねて今があります。
辿り着いた答えのひとつが、「より適切な量を適切なタイミングで消費者の皆さまにお届けすること」。どんな悪天候であっても、ベストな時期を見極めて収穫作業を行っています。とうもろこしは、朝の9時からの販売に合わせ前日の夜23時から夜通し収穫作業にあたります。昨年は1日で3,000本を収穫した日もあったそうです。(とうもろこしは例年6月中旬からの販売)
そして、60年に渡り土づくりからこだわり力を入れ続けている野菜のひとつ「大根」は、この度日本野菜ソムリエ協会・ダイコン部門にて金賞を受賞。恵まれた若松という場所の環境だけではなく、松浦ファームの皆さんの弛まぬ努力が全国にも届き始めています。
自宅倉庫では数年前より「無人販売所」がオープン。松浦さん曰く、スーパーなどに卸していると、自分たちの野菜がどのように販売され、お客様からどのように反応されているかがわかりづらかったので、県外も含め様々な場所からはるばる来てくださるお客様から「他の野菜と全然違っていて美味しい!」「子どもがこちらの野菜以外食べたがらない。」等、お客様からの反応を直接聞けることが多く、そこに一番の喜びを感じている、と教えてくださいました。
遠方の方にも新鮮野菜を楽しんでいただけるよう、産地から直接全国各地に配送でお届けします。
松浦ファームの皆さんは、自然と共に生きて働くことが大好きで、美味しい野菜を届けたいという一心で様々な種類の野菜づくりにも挑戦を続けています。
野菜が持つ力と、作る方の熱い想いのこもった美味しい野菜を全国にお届けします。
向日葵や秋桜など四季折々の花々と青い海、空が織りなす絶景は観光スポットとしても注目度が高いエリアです。
そんな若松区は今も変わらず、大地の恵みが育む新鮮野菜の宝庫。いわば「野菜の楽園」でもあります。
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